イラストレーターの活動の場所として、絵本をつくることが大きな目標の一つとなっています。しかし、イラストレーションの多くが以前とは異なるプロセスや制作環境に移行しているように、絵本制作の現場も以前と比較して変化している点が見いだせます。今回の特集では、現在第一線で活躍されている絵本作家やイラストレーターの方々の取材を通して、絵本を制作する過程の考え方や描き方を中心に、「絵本の制作」の現場に迫ります。
ISBN: 978-4-416-21256-1
著者名: イラストノート編集部
発売日: 2012-10-23
書名(かな): イラストノート24ふろくつき
判型: [ 縦 : 285mm ] [ 横 : 220mm ]
ページ数: 128
本体: 1,800 円
定価(本体+税): 1,890 円
1960年代の後半から“竹久夢二の再来”と呼ばれ、日本を代表する美人画の旗手として数多くの作品を描いてきた林静一。2000年代の初頭にイラストレーションの世界へ登場し、個性的な美しい少女の絵で知られる中村佑介。同じ系譜に連なる両者は、それぞれどんなことを考えているのだろう。はじめての顔合わせとなる特別対談をお届けする。
アートディレクター、デザイナーとしての地位を確立する渡邉は、同時に、希代の描き手でもある。「BROOCH」「アンドゥ」に続く、待望の新作「ジャーニー」には、どのような魅力が詰まっているのだろう。その創作プロセスと、絵の持つ力について、渡邉自身に聞いた。
栃木・那珂川町。雑木林の道を抜けると見えてくる「絵本の丘」は、まるで別世界。時が、ゆっくりと過ぎていくように感じられる。こそ、絵本作家・いわむらかずおが追い求める世界があった。
メキシコの壁画を彷彿とさせる鮮やかな色彩とプリミティブな描写が炸裂するスズキコージの絵。子どものような生命力に溢れた絵はスズキそのものだ。「絵本作家になりたいと思ったことはない。気づいたらなっていた」というスズキにとっての絵とは、絵本とは?
絵本は書籍の中でも流行の影響が少ないジャンルだといわれている。ロングセラーの名作に時代を超える普遍的なテーマが目立つ一方で、今の時代に生きる〝その人にしか描けない世界〟も存在しているはずだ。描き方や画材などが多様化する中で、どんな絵本が生まれていくのか。2012年現在、大きな注目を集める5人の絵本作家を紹介していきたい。