イラストノート No.36

「手づくりアーティストの仕事。」

若い世代の女子を中心に、手づくりのムーブメントが起きています。 人の手のぬくもりを感じる手づくりの商品の良さが見直されていることに加え、ソーシャルネットワーキングサービスで作品を共有したり、気軽に販売できるシステムが導入されていることが背景にあります。 また、他にないオリジナルの商品をつくることは、個性を存分に発揮できるクリエーターに誰でもなりうる時代になったと言えます。 今号のイラストノートは、手づくりアーティストに注目。 ハンドメイドアーティストの取材を通して、その魅力と可能性に迫ります。 また、どうしたらハンドメイド作家として一歩を踏み出せるのかや、委託販売の方法なども解説。 モノクロページでは、イラストのサンプルを多数掲載。また、紙雑貨の型紙も付いています。 手づくりファン必見の完全マニュアル本です。

著者名: イラストノート編集部
発売日: 2015/10/23
判型: [ 縦 : 285mm ] [ 横 : 220mm ]
ページ数: 144
定価: 1, 800 円+税

光浦靖子

フェルトマスコットに出合ってから数十年。手縫い歴を重ね、現在はニードルフェルトの立体ブローチが話題の、タレント光浦靖子さん。手芸本の出版や、芸能人の手芸好きがあつまり結成した「ブッス!!手芸部」の部長としてワークショップを行うなど、手芸好きとして知られています。そんな光浦さんの創作の秘密を、手芸部の部員でもあり、本誌30ページにも登場する消しゴム版画・イラストレーターのとみこはんと一緒に伺いました。

宇田川一美

手づくり雑貨や文房具の著書を多く執筆している雑貨デザイナー・宇田川一美。彼女の手にかかれば、カラフルなストローにシール、紙ナフキン…すべてがかわいい雑貨へと早変わりする。身近な素材に魔法をかける発想力とアイデアはどんな所から生まれるのか。その秘密を聞いた。

とみこはん

面白くて、かわいくて、切なくて、暖かくて、冷たくて、おいしそう。消しゴム版画・イラストレーター とみこはんの作品には、一見バラバラな形容詞をすべて内包したかのようなカラフルな個性がある。一筋縄では行かない消しゴムはんこを描画ツールとして、一枚のイラストレーションをつくりあげる。その秘密や制作への想いを聞いた。

イワクラケイコ

ころんとしたフォルム。つやつやと輝くたくさんの色。イワクラケイコのつくる陶のブローチは、まるで砂糖菓子のような愛らしい姿をしている。もともとは絵を描いていたという彼女が、陶作品での表現にめざめたきっかけは一体何だったのだろうか。大分にあるアトリエを訪ねた。

tamao

プリントされたフェルト生地の上を、リズミカルに波打つ針と糸。糸の太さ、本数を絶妙に変えて立体感を出したり、ビーズやスパンコールできらめきを与えたりしながら、ぬり絵刺繍アーティストtamaoは一針一針、作品に生命を吹き込んでいく。

彦坂木版工房

身近なモチーフと独自の色合いがいままでの木版画の概念を一新してしまう。やわらかで深みのある風合いで描かれる木版画は彦坂木版工房のふたりによって生み出されている。彼らの制作工程を追いかけることで、彦坂木版工房の魅力に迫ってみたい。

角 裕美

ただひたすらに、描くことが、つくることが好きで好きでたまらないと語る、角 裕美。名だたる作品を後世に残した人たちがそうであったように、純粋に、自分の作品づくりにだけ没頭する人のことを、きっと“アーティスト”と呼ぶことができるのだろう。

●TIS BREAK あずみ虫
●高旗将雄
●EGU
and more..

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