イラストノート No.39

サルビア特集

サルビアとは「古きよきをあたらしく」をテーマに
日本各地の伝統工芸や地場産業と手を結び、
今の暮らしに寄り添うものづくりを提案している活動体です。
活動開始から16年。サルビアの「今」に焦点をあててみました。


著者名: イラストノート編集部
発売日: 2016/7/25
判型: [ 縦 : 285mm ] [ 横 : 220mm ]
ページ数: 144
定価: 1, 800 円+税

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掲載内容に一部誤りがありましたので、下記のとおり訂正してお詫び申し上げます。
●130ページ
中部:さかだちブックス
誤:https://www.facebook.com/
ZakkaStudioMerci

正:http://www.sakadachibooks.com
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丁寧につくり 人とつながり 想いを広げる サルビアという活動体

デザイナーのセキユリヲが個人的な楽しみとして始めたサルビアは、現在、着実な広がりを見せている。
多数の職人とのものづくりが行われ、
多くの雑貨店や書店とのつながりが生まれているのだ。
これらの活動に携わるのがサルビアを支えるメンバーたちだ。
このチームの特徴はお互いの関係がフラットなこと。
誰かの指示で動くのではなく、それぞれの専門領域があり
責任を持って仕事にあたっているのだという。
「以前は私がやりたいということをスタッフに手伝ってもらっていましたが、
いまはみんなでサルビアを動かしています」(セキユリヲ)
現在、セキが育児休暇をとっていることもあり、
メンバー全員がよりサルビアの活動を主体的に動かしていく体制が生まれている。

コレクションする楽しみ 月いちCANプロジェクト

2015年にサルビアが新しく始めたのが、
四季をイメージした数量限定のオリジナル缶プロジェクト。
春夏秋冬、月ごとに色や柄を変え、3カ月間毎月一つずつ届けられる。シーズンごとに多彩な展開を見せるこれらの缶から、
サルビアのものづくりのコンセプトに迫っていこう。

サルビアのくつしたができるまで

ものづくりを始めた当初から、サルビアがずっとつくりたいと思っていたのがくつしただ。 9年前に実現し、くつ下工房とつくった「ふんわりくつした」は、たちまち人気のアイテムに。現在では職人の尚さんとつくる「ざっくり編みくつした」も登場。
これまでつくったくつしたは、柄や色の違いを含めると100以上にもなるという。

サルビアがつながった 日本の手しごとを守る職人たち

日本の昔ながらの手しごとを守る職人に光を当てたいと、さまざまなものづくりを行ってきたサルビア。職人の高い技術とサルビアのデザインとが融合することで、どこか懐かしいけれど新しい、そんな数々のアイテムが生み出されていった。

“ 町の雑貨屋さんを応援したい” ものづくりを広げる活動

サルビアでは、ものづくりやつくり手の想いを大切に伝えてくれる町の雑貨屋、書店に商品を扱ってもらいたいと考えている。吉祥寺の「にじ画廊」は、サルビアが生まれた当初からのつきあい。商品を理解し、確かな目で大切に販売してくれる町のお店の代表格だ。バイヤーの古川さんにサルビアスタッフが聞く。

パターンとものづくりの歩み

サルビアという名前でプロダクトが生み出されるようになったのは2000 年のこと。
その始まりはささやかなものだったが、やがて多彩なものづくりが展開されていくようになる。ここでは15 年の歩みをパターングラフィックとともに振り返っていこう。

● 月いちショップ
● 季刊サルビア
● 手しごとワークショップ
● 「サルビア給食室」が料理家としての原点
● サルビアとわたし
● ゆったりとした心が育む未来への眼差し

and more...

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