イラストノート No.43

特集:キャラクターデザインと作画。

ゲームやアニメ、漫画の顔となるキャラクターを創り出す。
ただ自由にキャラクターを描いて成立するものではなく、
世界観やストーリーから設定を読み取り、それをビジュアルとして
表現するキャラクターを描いていくという高いクオリティが求められます。
表情や髪型、服装や持ち物。それに喜怒哀楽の表情や動作、身長・体重の設定に加え、
対象となる客層など、検討する事項は際限がありません。
その中で描き手の個性あふれる魅力的なキャラクターを描くには、
どんな道標があるのだろうか?

今号のイラストノートでは、各ジャンルで活躍する
実力派クリエーターの生み出す作品や思想から世界観や魅力を
裏側から紐解いていきます。

吉成曜
山下明彦
諫山創
ほか


定価(本体+税): 1, 800 円+税
ISBN:978-4416517475
2017年7月24日発売

吉成 曜

表情豊かなキャラクターたちが
いきいきと画面を駆け巡る、
心躍るアニメーションを生み出す。

さらさらと描くだけで、
今にも動き出しそうな力強さや美しさをまとう。
想像力をかきたて、人を魅了し、圧倒する。
人気、実力を兼ね備えたアニメーター、
吉成 曜の描写のテクニックとは。

山下明彦

共感を呼ぶストーリーや
美しいキャラクターは、
描き手の歩んだ人生と、
多くの経験から生まれるもの。

たった1枚のセル画を完成させるために、
多くの絵描き、職人たちが原画を描き、動画をつくり上げていく。
それは果てしなく続く、長い、長い旅路のようなもの。
展開していくストーリーのなかで、キャラクターはどう動くのか、
どんな表情をするのか、この感情を表すにふさわしい背景は何か。
さまざまに思いを巡らせ、丁寧に描かれていくワンシーンに、
私たち観客は心を揺さぶられる。

諫山 創

『進撃の巨人』、
比類なきキャラクターが
できるまで

いつの時代、どこの国とも知れぬ場所。人類存続の危機という極限のファンタジー世界にあって、そこに登場するキャラクターたちはそれぞれに人間味を放ち、作品に深みを与える。『進撃の巨人』のキャラクターデザインについて、作者・諫山 創に「発想」「特徴」「成長」の3つの視点から質問を投げかけてみた。

クリエイターズ・バリュー 「イラストレーター209人の仕事」

ーContentsー

●吉成 曜

●山下明彦

●諫山 創

●「TIS BREAK」第37回 海谷泰水

●夏の美術学校特集2017

● Special Edition クリエイターズ・バリュー
イラストレーター209人の仕事

●特別公募 「秋のノート展」開催概要

●第19回「ノート展」開催概要

●第7回ノート展「キャラクター部門」開催概要

...etc

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