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ジュリアン・パコー『Catastrophe-Lovers-大惨事の恋人たち』2022年3月4日(金)- 12日(土)

17
2月

ギャラリーメゾンダール大阪本店では、パリ在住の ジュリアン・パコーの個展を日本で初めて開催いたします。
彼の最新シリーズ、"Catastrophe-Lovers"をテーマにしたシュルレアルなデジタルコラージュ作品 30点と、
サウンドによる時空を超えたパラレルなインスタレーションを展開いたします。

■ 会期 2022年3月4日(金)- 12日(土) 月、火休み
■ 開廊時間:13:00〜18:00
会場 ギャラリーメゾンダール本店(大阪)
大阪市西区靭本町1-16-19 - 2F
06-6449-7773
info@maison-art.org

詳しくはこちら。
http://maison-art.org/julien,bio.html

テーマについて:
自分のイメージについて語るのは、いつもためらいがあり、正直に言えばその力が欠けているとすら感じます。シュルレアリスムというものは、生み出される作品について考えを先立って巡らせることなく、まずアーティストの本能に委ねるべきものだからです。
しかしながら、このコラージュのシリーズは、ある具体的なテーマについて描きたいという私の強い願望から生まれました。それは、各々差はあれど紆余曲折を経てたどり着く愛の破局や、何が破局へと至らしめるのかについてです。シリーズの第1作で「END」という言葉が明らかに描かれているように、終局はここでは出発点となり、また私が愛の「破局」と呼ぶものに関係する、あらゆる感情や状況を探るための口実でもあります。破局は、届かなかったラブレターやつかみどころのない視線のようにむだな存在でありながら、二人の間に忍び寄る誤解やフラストレーション、失望といった重要なものにもなり得ます。
それぞれのイメージは、始まりと終わりが不明で、障壁だらけの物語における章のように考えられます。
私は、2019年からこのシリーズに取り組んでおり、まず雑誌を彷彿させるブックレットの形で3冊出版いたしました。
またイメージに寄り添うサウンドトラックとなるような音楽を6曲制作しています。
https://drahomirasongorchestra.bandcamp.com/album/catastrophe-lovers

GALLERY MAISON D’ARTでの展覧会で、これらのデジタルコラージュを日本で初めて大規模に展示できることをとても嬉しく思います。ジュリアン・パコ

プロフィール:
1972年生まれ、フランス・パリにて在住、活動中。
https://www.instagram.com/julienpacaud/?hl=ja
エコール・ルイ=リュミエールで映画を学んだのち、2000年代初頭から実験的なデジタルコラージュの制作を独学で始める。
独自の制作を続けながら、2004年からは、メディアや、企業広告、出版での挿画、音楽業界でのイラストレーションなど、商業ベースでの活動もフランス国内外で開始する。
https://julienpacaud.com/Illustration-1
パリジャンらしいシュルレアルなデジタルコラージュの制作を続けている。そのひとつひとつは、過去と未来、あり得なさと不可能さ、親密的なものと宇宙的なものなど、衝突しあう不思議な時空を超えた、パラレルワールドに引き込まれる。このところ、欧州はもとより、中国、台湾をはじめ、アジアでも注目を集めています。

主な個展:
2003年 L'Electron Libre パリ(FR)
2006年 デラックス・ギャラリー、ハリファックスカリフォルニア(USA)
2008年 Rumkammerat gallery、コペンハーゲン(DK)
2009年 ギャラリー19(FR)、 TBWA Chiat Day offices, ロサンゼルス(USA)
2011年 Blou Concept Store パリ(FR)
2012年 Quarks Gallery パリ(FR)
2013年 Ukkelberrifun @ Ydde アントワープ(BE)
2014年 Arte Santander サンタンデール(SP)
2016年 Destinos Desconocidos ボゴタ(COL)
2017年Nos Mondes Separes Artazart パリ(FR)
2019年Volume 2 Comets パリ(FR)、
2021-2年入梦一爲 (ルーム・トゥ・ドリーム) ナイーブ、北京(CN)

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